アルムナイインタビュー
「またここで学びたい」
家庭と仕事を両立しながら磨く内視鏡看護の専門性

「またここで学びたい」家庭と仕事を両立しながら磨く内視鏡看護の専門性

東京西徳洲会病院 外来看護師 佐藤 様(写真中央)へのインタビュー

看護学校を卒業後、新卒で小児病院に入職。内科・外科混合病棟およびNICU7年半勤務。結婚・出産を機に退職し、クリニックでのパート勤務を経て、東京西徳洲会病院に入職。5年半勤務した後、100床程の民間病院に転職し、内視鏡専従として3年間勤務しながら内視鏡技師免許を取得。東京西徳洲会病院に再就職後は外来部門で内視鏡看護を中心に活躍中。

小児病院でのキャリアから、子育てとの両立、そして内視鏡看護への挑戦
東京西徳洲会病院 外来看護師の佐藤さんは、一度職場を離れながらも再びこの病院を選び、専門性を磨き続けています。
「内視鏡看護に出会って、もっと学びたいという気持ちが強くなりました」と語る佐藤さん。
子育てをしながらも安心して働ける環境と、内視鏡分野での成長の両立を叶える秘訣について、お話を伺いました。

「小児は苦手」だった私が、NICUで得たかけがえのない学び

私は新卒では、公立の小児病院に入職しました。もともと小児看護が得意だったわけではなく、むしろ苦手意識がありました。もともと私は保健師を目指しており、小児と向き合う経験は避けて通れないとも考えていました。「あえて苦手な分野に飛び込んで、勉強しよう」という思いで、新卒で小児病院を選びました。
内科・外科の混合病棟を経験した後、NICUで勤務しました。とても神経を使うシビアな現場でしたが、生命の尊さを日々実感できる現場でもありました。手のひらに収まるほどの426gの赤ちゃんを担当したことがあり、その子が無事に高校生に成長したと聞いたときは、小さな命の強さに感動しました。7年半ほど小児看護に携わり、看護師としてとても良い経験になりました。

小児看護から成人看護へ─“長く続ける”を考えた転機

結婚後、一人目の子を妊娠し、産休直前までNICUで勤務していました。ですが、母親となった自分は、赤ちゃんやご家族に感情移入しすぎてしまい、「この環境に復帰して、長く続けるのは難しい」と感じました。小児病院はとてもやりがいがある一方で、精神的な負担も大きく、子育てとの両立が難しいと考えるようになったのです。
また、小児病院では採血や点滴の機会が少なく、成人看護に必要な技術面で不安もありました。「長く看護師として働き続けるためには、成人看護の技術をしっかりと身につけたい」と強く思うようになり、出産を機に小児病院を退職しました。
その後は、子育てと両立しやすいパート勤務を選び、循環器内科や漢方外来を扱うクリニックで少しずつ現場復帰を果たしました。ここで初めて内視鏡に触れ、「看護師でもこんなに治療に関われるんだ」と驚いたのを覚えています。この出会いが、内視鏡看護の面白さややりがいを感じるきっかけとなりました。

子育てとスキルアップ、どちらも叶った東京西徳洲会病院での再出発

クリニックでの経験を経て、次の職場として選んだのが東京西徳洲会病院でした。小児病院時代の先輩が働いており、「ここなら学べることが多いよ」と紹介してくれたのがきっかけです。
当時は待機児童問題が深刻で、子どもを預けられる環境があるかどうかは、職場選びの大きな課題でした。東京西徳洲会病院には院内保育の「くじら保育室」があり、育児中の私にはとても心強く、入職の決め手となりました。

入職後は、まず処置室でルート確保や採血など、成人看護の基礎技術を重点的に学びました。小児病院では採血の機会が少なく、不安を抱えていましたが、先輩方が一つひとつ丁寧に教えてくださり、少しずつ自信がついていったのを覚えています。
さらに、前職で経験していた内視鏡業務にも携わることができました。クリニックでは病変部の一部を採取する生検が中心でしたが、東京西徳洲会病院では胃潰瘍の止血や大腸・胃ポリープの切除など、治療まで看護師が深く関わります。「先生が処置をした後、こんなにきれいになるんだ」と感動し、内視鏡看護の奥深さにどんどん引き込まれていきました。「もっと学びたい」という意欲が強く芽生えたのも、この頃です。

子育て・家庭との両立に悩んだ日々と、学び直しの3年間

東京西徳洲会病院に入職した当時、上の子は3歳、下の子はまだ5か月でした。院内保育所のを利用しながら、非常勤として勤務をスタート。子育てと仕事の両立を支えてくれる環境があったからこそ、安心して働くことができました。

しかし、5年半ほど勤務した頃、下の子が小学校に入学するタイミングで生活リズムが大きく変化。さらに夫の転職も重なり、「今は家族を優先しながら、もう少しゆっくりと働ける環境で常勤として働きたい」と考えるようになりました。悩んだ末、東京西徳洲会病院を退職する決断をしました。

次の勤務先に選んだのは、自宅からも近い100床ほどの民間病院。16時半に終業する勤務条件が魅力で、家庭との両立がしやすい環境でした。ここでは内視鏡専従として働き、東京西徳洲会病院と比べて規模も小さく忙しさの違いもあり、内視鏡看護をより深く学び直す時間を持つことができました。3年間の勤務を経て、内視鏡技師免許を取得し、専門性をさらに高めることができたのは大きな財産です。

新しい人間関係か、知っている職場か─私が出戻りを決めた理由

子どもが成長し、育児にも余裕が出てきた頃、夫の転職後の仕事も安定し、家事や育児をサポートしてもらえる体制が整いました。「これからも、内視鏡をしっかり学び続けたい」という気持ちが強くなり、転職を考え始めました。

内視鏡の経験が積める病院をいくつか検討しましたが、東京西徳洲会病院を離れてみて、改めてここが特別な環境だったと気づきました。内視鏡の症例数の多さや治療のレベルの高さは、他の病院と比べても高いと感じていました。
「新しい環境でゼロから人間関係を築くのか、それとも知っているスタッフと再び働くのか」と悩み、夫にも相談したところ、「前に働いていた徳洲会病院なら家事や育児のサポートもしやすいし、君も安心できるんじゃないか」と背中を押してくれました。

外来で一緒に働いていた先輩スタッフからも「戻っておいで」と温かい声をかけてもらい、再就職前には病院見学にも伺いました。あの頃一緒に働いていた先生や先輩が変わらず在籍しているのを見て、「やっぱりここだ」と再確認。復職した際には「おかえり」と迎えてもらえたことが本当に嬉しく、戻って来られて良かったと感じました。

専門性を磨ける環境と、支え合える職場の温かさ

復職してまず驚いたのは、内視鏡室が新しくなっていて動線がとても良くなっていたことです。徳洲会病院は設備投資がしっかりされており、より効率的で働きやすい環境に進化していました。

また、新しい先生が加わり、内視鏡の専門性がさらに高まっています。院外研修や学会への参加も病院が後押ししてくれるため、日々の仕事の中で新しい学びや気づきを得られます。「もっと専門性を高めたい」という思いを持っている人には、これ以上ない環境だと感じます。

私が所属している外来部門には、内視鏡以外にも化学療法センターなど専門性の高い部署が多く、勉強熱心なスタッフばかりです。それぞれが自分の分野を極めようとする姿勢が刺激になり、チーム全体の成長につながっています。

さらに、東京西徳洲会病院は子育て中のスタッフも多く、急な休みにも理解があるのが大きな安心材料です。仕事の合間には子育てや家庭の話題で雑談できる温かい雰囲気があり、余計な気を使わずに働けます。もちろん、仕事中は緊張感を持って取り組みますが、そのメリハリがあるからこそ安心して長く続けられる職場だと実感しています。

再びこの場所で学びを次につなぐ、私の役割

これからも内視鏡技師として、最新の知識や技術を磨き続けていきたいと思っています。学会や勉強会に積極的に参加し、日々進化する医療現場の中で自分の専門性を高めていくことが目標です。

同時に、これまで私が学んできたことを後輩たちにしっかり伝えていくことも大切にしています。新しく入職したスタッフが不安なく業務を覚えることができるように、自分の知識を引き継いでいくことが、私の役割だと感じています。

東京西徳洲会病院は、スタッフ同士の助け合いがあり、子育て中でも安心して働ける職場です。私自身も一度職場を離れましたが、「おかえり」と温かく迎えてもらえたことで、再びやりがいをもって働くことができています。
復職や転職を考えている看護師の方には、ぜひ一度東京西徳洲会病院を見てほしいです。専門性を高めたい方、家庭と仕事を両立したい方にとって、本当に学びが多く、安心して成長できる環境だと思います。

看護師の再就職も歓迎!

東京西徳洲会病院では、看護師一人ひとりが専門性を磨きながら、安心して長く働ける環境づくりを大切にしています。内視鏡をはじめとした高度な医療技術に触れながら、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
「もう一度、看護師として成長したい」「家庭と両立しながら専門性を高めたい」そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度私たちの職場を見に来てください。